本当の迷子

みなさまは本当の迷子になったことはありますか?
海水浴場やデパートなどあれだけ呼び出されているということは誰でも一度や二度は迷子経験ありなのではと思います。
私は出かけた先で隠れては本気の迷子になり、ある時は姉や母親が私を心配しているのをよそに電車に乗って一人うちに帰り、祖母によく帰ってきたねとお小遣いをもらっていたそうです。が、隠れていたところまでしか記憶はありません。😌
そしてついに本当の迷子になってしまったことがあります。

Winnie The Poohに出てくるプースティック投げ橋に行ってみよう、どうやらここから遠くないらしいと思い立ち、
その時お世話になっていたジルさんに相談したらバスでいけるよとのこと。
iPhoneもwifiもない昔です。



わたし18歳とジルさんです。




順調にバスを乗り継いだのも束の間、なぜか絶対このバスじゃなかった。間違ったどうしようっという気持ちになり途中下車してしまったのです。💦 💦💦
馬鹿としか言いようがないのですが、本当に道路しかないような道という道で、遠くの遠くにガソリンスタンドが見えるだけ。
車もほとんど走っておらず、とりあえずあのガソリンスタンドに人がいるかもと歩き出しました。
ガソリンスタンドには小さなバンが止まっていて、白髪を三つ編みにしたおばあさんが給油中だったので、もう人に会えるかわからないのでとっさに道を尋ねました。
向こうの立場からしたらどっから来たんやとしか言いようがない状態の私に対しとっても親切にハートフィールドのプーコーナー(一軒だけあるプーさんにまつわる土産物屋さん)にいつも新聞を配達していて今日もその途中だから乗せて行ってあげるわとのこと。

おばあさんは「いいこと思いついた。ちょっといい場所があるからそこに寄っていきましょうっっっ。」と、どんどんバンを走らせどんどん道から離れてただの丘でアクセル踏みまくりの様子だったのですが、その先はなんと丘一面のラベンダー畑。
「降りるわよっ」と二人でラベンダーを摘んでいたら、「ジプシーの間ではラベンダーはグッドラックを意味するからねっ」と、素敵なことを教えてくれました。

今考えても不思議しかない行動&出来事だったのだけどブログに書いたことなかったので、書いてみました。
googleパイセンの地図で見みてもあのころとあまり変わった様子はなく、ほとんど何もない地域、
そもそも片道2時間半もかかる場所だったようで、自分に呆れるとともに感心してしまいました。

あの時のおばあさま、どうもありがとうございました。
💜💜💜💜

1906年のHartfield




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