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🪡

Where the elves live 妖精の住むとこ 他の子供達と並ぶと少しだけ芍薬の花のようなフリルが周りに見えて少し宙に浮いているように見える子供がいた。髪の毛は細かいカールがかかっていて、天使か不完全人間の疑いがあった。周りに馴染もうと平凡に見えるよう伸び縮みする布で作られたミントグリーン色の サロペットを毎日着て、出来るだけぶっきらぼうに話した。それでも何をしても周りの人間は「カワイイ」といった。走っても朗読してもただ佇んでいても「なんでカワイイのか。」と尋ねられた。見た目に触れることはどの国でも褒められることではなかったが、「カワイイ」は外見とは限らないと思うこともあって、宙に浮いている事がばれなければ良いと黙ってお礼を言っていた。 それにしても何をしても人々が同じ反応なのでさすがに変な気分になって来た。その原因は時が動いていないということだった。ただ自分は水面のように人の言葉の反応になっていた。人間は水が体の成分のほとんどで、いろいろある衝撃を増幅させたり流したりそう言った反応だけで楽しんで生きるものが多かったが、この子には「反応」が辛いことにおもえた。 遠くで銃声がなった。子供のサロペットは血まみれだった。馬の背に乗せられ元々馬の背の国に住む小人達に見えないたてがみの糸で傷を縫ってもらった。馬は走り続けた。 There was a child who looked like she was floating in the air a little bit , with a little peony flower-like frill around her as she lined up with the other children. Her hair was in fine curls and she was suspected to be an angel or flawed. She wore salopettes mint green made of stretchy fabric every day to look ordinary, and spoke as bluntly as she could to fit in with her surroundings. Still, no matter what she did, peopl